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まめぞう見聞録

まめぞう見聞録

【まめぞう見聞録】VOL.26

《『昔ながらの調理器具2』》

今月の“まめぞう見聞録”は「昔ながらの調理器具2」です。
今回も前回に引き続き栄養士のUさんに教えてもらいました。

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 さて、前回同様、ちょっとしたクイズ!? です。

 この箱のような道具。何に使う道具だかわかりますか?



 この角度でほとんどの方はわかりますよね。これは“かつお節削り器”です。

 昭和40年代までは多くの家庭にこの様な「かつお節削り器」があり、出汁を取る時やおかか和えを作る時にはその都度、かつお節を削って使っていました。

 最近良く見かける「削り節」も昔から売られてはいましたが、かつお節は削った直後から劣化が始まり、香りも飛んでしまうため、質が悪かったようです。

 今は「削り節」の包装パックの質が良くなり不活性ガスを充填することによって、かつお節削りたての味や香りを保つことができるようになったため、手軽なパックを使用する家庭やお店がほとんどですね。

 さて、かつお節削り器は、板の上に刃が一枚ついていて、下には削ったかつお節を受ける箱が付いています。

 刃が付いた板を逆さまにしてみると……大工さんが使うカンナのような形になっています。


 とっても単純な構造ですね。

 かつお節削り器は刃を外せば研ぐこともできますので、刃がすり減って研げなくならないかぎりずっと使い続けることができます。

 業務用で使うのでない限り、使う頻度を考えれば一生物とも言えるのではないでしょうか。

 ところで、みなさんは実際に「かつお節削り器」を使ったことはありますか?
 かつお節のどの面を使って削るか……。力の入れ具合やかつお節の硬さによってはきれいな削り節ができず、粉ばかりになってしまい、使ってみるとなかなか奥の深い道具でもあります。

 また、かつお節を正しく持って、気を付けて使わないと一緒に手を削ってしまうこともあり、手間がかかることやケガをし易いことから、一般家庭では見ることが少なくなりましたが、やはり削りたてのかつお節の香りは格別です。

 最近の家庭ではこのような道具を使うことも少なくなりましたが、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、“だし”(うまみ)に対する関心は日本を問わず海外でも高まっており、元の形を知るというのも日本の食文化を伝えていく上では重要ではないかと思います。

 手軽さを考えれば、削り節のパックが効率的で良いのかもしれませんが、ある程度は手間暇をかけて昔ながらの調理器具を使ってみるのはいかがでしょうか?

 本来は家庭ごとに伝えられる文化ですが、これからの栄養士はこれらの文化を伝える役割も担っていく必要があるのかもしれませんね。

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 昔の道具って長く使えるものが多いんだね〜。

 最近は手軽な「顆粒のだし」や「だしパック」も売られているから、かつお節を削るなんていうことは僕はしたことがなかったな〜。

 でもこれを機会にちょっとチャレンジしてみようかな♪♪

 炊きたてのごはんに削りたてのかつお節をパラリとかけて、お醤油を数滴……まめたろうが喜びそうだ〜♪♪